アクアマリンの買取相場は、1ctで1千〜8万円、10ctでは3万〜100万円という幅があります。この記事では、カラットと品質グレードごとの価格帯を一覧で示し、相場と実際の査定額が異なる理由まで整理します。
- 結論:アクアマリンの買取相場は1ctで1千〜8万円、10ctでは3万〜100万円で、価格帯を決めるのはカラットより色グレードです。
- 理由:色(淡色〜サンタマリア)で3〜10倍、非加熱で1.2〜1.5倍の差が生まれる構造があるためです。
- 行動:ジュエリーの場合は貴金属・脇石・ブランドの加算も確認し、相場と実際の査定額の違いを把握することが妥当性の判断につながります。
アクアマリンの買取相場——カラット×色グレード別価格表

アクアマリンの買取相場は、次の3×3の価格表で整理できます。宝石単体の目安であり、貴金属・脇石・ブランドは別加算です。
| ct | 低(淡色) | 中(中色〜濃色) | 高(サンタマリア) |
|---|---|---|---|
| 1ct | 1千〜5千円 | 5千〜2万円 | 2万〜8万円 |
| 5ct | 1万〜2万円 | 2万〜8万円 | 10万〜40万円 |
| 10ct | 3万〜5万円 | 15万〜30万円 | 20万〜100万円 |
※宝石単体の目安です。貴金属(台座)・ブランド・脇石は別加算となります。色の条件は淡色・中色〜濃色・サンタマリア(濃く鮮やかな青)の3段階で整理しています。
この表で目を引くのは、1ct高品質(2万〜8万円)が5ct低品質(1万〜2万円)を上回る逆転です。カラットが5分の1でも、色グレードが上位であれば上回ります。同様に5ct高品質(10万〜40万円)は、10ct中品質(15万〜30万円)の上限に迫ります。カラットより、色グレードを正しく判定してもらうほうが、査定額への影響が大きい構造です。
1カラットのアクアマリンはいくらになるのか
1カラットのアクアマリンは、色グレードによって1千円から8万円まで、約80倍の幅があります。淡色であれば1千〜5千円、中色〜濃色であれば5千〜2万円、サンタマリアであれば2万〜8万円が宝石単体の目安です。1カラットという大きさそのものより、どの色グレードに当たるかが金額を決めます。
価格帯がなぜこのように動くのか、色や処理がどう評価に効くのかという構造面は、アクアマリンの査定額は何で決まるのかで詳しく整理しています。
品質・色グレードによる価格の違い

アクアマリンの品質は、大きく4つの色グレードで評価され、価格帯もそれに応じて変わります。透明度やカットも評価に関わりますが、価格帯を大きく動かしているのは色です。
| 色グレード | 特徴 | 1ctの買取価格目安 |
|---|---|---|
| 淡色 | 薄い水色 | 1千〜5千円 |
| 中色 | 標準的な青 | 5千〜2万円 |
| 濃色 | 深い青 | 5千〜2万円(中色と同帯) |
| サンタマリア | 濃く鮮やかな青 | 2万〜8万円 |
透明度は、内包物が少なく澄んでいるほど評価が上がります。カットは、研磨とプロポーションの精度が査定額に関わりますが、色ほど価格帯を大きく動かす要素ではありません。加えて、天然の色のまま加熱処理をしていない個体は、通常品で1.2〜1.5倍、サンタマリアでは1.3〜1.5倍の上乗せで評価されます。
それぞれの色グレードがなぜその評価になるのか、透明度やカットが査定にどう影響するのかは、アクアマリンの査定額は何で決まるのかで詳しく解説しています。
サンタマリアの買取相場——通常品の3〜10倍
サンタマリアと呼ばれる濃く鮮やかな青のアクアマリンは、通常品の3〜10倍で評価されます。1ctで2万〜8万円、5ctでは10万〜40万円、10ctでは20万〜100万円が目安です。
サンタマリアかどうかは、明確な数値の境界線ではなく色の総合的な判断で決まるため、査定する体制によって評価が分かれることがあります。判定基準や一般的なアクアマリンとの違いは、サンタマリアアクアマリンの価値と査定で詳しく整理しています。
ジュエリーとしての評価——貴金属・脇石・ブランドの加算

指輪やネックレスなどジュエリーの場合、買取価格は宝石単体の価格に、貴金属・脇石・ブランドの評価が加わります。
| 項目 | 参考金額の考え方 |
|---|---|
| 宝石 | 上表のカラット×色グレードから算出 |
| 貴金属 | K18 1g=15,288円・Pt900 1g=6,613円(2026年7月14日時点)× 重量 |
| 脇石 | メレダイヤ等の数量・組み合わせで加算 |
| ブランド | 刻印がある場合に加算 |
※2026年7月14日時点の田中貴金属 RE:TANAKAリサイクル価格を参考にした目安です。金・プラチナの価格は日々変動するため、査定時点の相場をあらためてご確認ください。
K18・5gの台座であれば、貴金属だけで約76,440円になります。アクアマリンは中価格帯の宝石のため、貴金属の評価額が石を上回るケースもあります。宝石と貴金属、それぞれいくらと評価されたのかを分けて確認すると、合算額の内訳が把握しやすくなるでしょう。
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相場と実際の査定額が異なる理由

ここまでの価格表は目安であり、実際の査定額とは差が生まれることがあります。差が生まれる理由は主に2つです。
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 判定体制の違い | 色グレード・非加熱・類似石の判別には専門の鑑定士と検査設備が必要。判定できる範囲が店によって異なる |
| 相場の変動 | 貴金属相場は日々変動する。査定日によって貴金属部分の評価額が変わる |
同じ石でも、色グレードやサンタマリアの判定、非加熱かどうかの判定を反映できる店とできない店とでは、提示額に差が出ます。貴金属相場は査定日によって動くため、同じ石を同じ店に持ち込んでも、日によって金額が変わることがあります。
高額査定につながる条件
アクアマリンで高額査定につながりやすい条件は、次の3点です。
- 色がサンタマリアの基準に近い——通常品の3〜10倍で評価される最大の要因
- 非加熱である——天然の色のままであれば1.2〜1.5倍、サンタマリアでは1.3〜1.5倍の上乗せ
- ジュエリー全体で評価できる——宝石・貴金属・脇石・ブランドを漏れなく評価できる店で査定を受ける
色とサンタマリアの判定、非加熱の確認には専門の検査体制が必要なため、査定を受ける意味は「価格を比較する」だけでなく「正しく評価してもらえる体制かを確認する」ことにあります。
まとめ:アクアマリンの買取相場を正しく確認するために
アクアマリンの買取相場は、1ctで1千〜8万円、10ctでは3万〜100万円という幅があり、価格帯を決めているのはカラットより色グレードです。ジュエリーの場合は、これに貴金属・脇石・ブランドの評価が加わります。
提示された金額が相場と近いかどうかは、色グレード・非加熱の判定・貴金属の重量をそれぞれ確認すれば判断可能です。相場と査定額の差が気になる場合は、判定体制の違いか、査定日の貴金属相場の違いかを確認する視点が役立ちます。
SHINKAは、宝石やジュエリーの価値を構造的に見極める査定サービスです。国際的な宝石鑑定資格を持つ鑑定士が在籍し、貴金属の重量だけでなく、石の種類・色・処理の有無・デザイン性・市場需要を整理したうえで、なぜその評価になるのかをご説明します。店頭査定のほか、LINEとメールでのご相談にも対応しています。
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